■発芽玄米に多く含まれる「ギャバ」とは?

発芽玄米の栄養素の一つ、ギャバという成分が最近注目を浴びてきています。

ギャバはアミノ酸のひとつで、ガンマアミノ酸という成分のことです。英語ではGammma-Amino Butyric Acidと記述され、頭文字をとってGABA(ギャバ)と呼ばれています。

たんぱく質を形成しているアミノ酸は18種類あるのですが、ギャバは哺乳類動物の脳や脊髄に存在して色々な働きをします。

特に脳にとっては多くの良い影響があるので多くのギャバを摂取したいのですが、実は白米にもこのギャバは含まれています。

ですが発芽玄米に含まれているギャバの量は、白米の実に10倍なので、より効率的にギャバを採ることができます。

ちなみにギャバの含有量は

白米 1mmg

胚芽米 2.5mmg

玄米 3mmg

発芽玄米 10mmg

となっています。

■発芽玄米のギャバの特性とは?

ギャバですが、ギャバが含まれた食物を食べることでも摂取でき、きちんと脳へ届けられることが分かってきました。

脳内の到達したギャバは、主に脳内の血流を活発にしてくれることで酸素供給を増やしてくれます。また血流が良くなることで脳細胞の代謝機能も高まります。そのため脳内のギャバが不足すると、集中力がなくなったり思考能力の低下も招くことがあります。

また脳内ではアドレナリンやドーパミンといった興奮性の神経物質があります。もちろんやる気や元気をもらたしてくれる大切な神経物質なのですが、バランスが崩れたり、過剰にこの神経物質が分泌されると、イライラしたり、血圧が上昇したりします。ギャバはこういった興奮性の神経物質が過剰に分泌されないようにコントロールする役割もあることが分かってきています。

■発芽玄米のギャバの効能は、これだ!

さきほど説明にあったように、発芽玄米に多く含まれる

ギャバは、脳内で抑制系の神経伝達物質として働いて、神経を鎮める作用があります。そのため睡眠障害、自律神経失調症、うつ、更年期における抑うつといった症状に対して、効果があることが期待できます。

ギャバによって効果が期待できることとして

 1、動脈硬化の抑制

 2、精神的安定(イライラ、不眠症の改善)

 3、アルツハイマー病の改善

 4、高血圧の予防

 5、肥満(中性脂肪の増加を抑える)

 6、生活習慣病の予防

というものがあります。

ギャバはチョコレートにも多く含まれていることが分かっています。チョコレートを食べたときに、なんとなく「ホッ」とした気分になるのもこのギャバの効果によるのかもしれません。

発芽玄米の良いところは、日常食べる白米に混ぜて食べることにより、毎日摂取できるところです。長期にわたって発芽玄米を食べつづけてギャバを摂取していくことで、健康的な生活をしましょう。


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